革・シルバーのお手入れ

皮革製品の手入れ方法

皮革製品は、使う程になじんで革としての良さが出てくるのじゃ、合成皮革などで作られたものは、購入時が最良の状態で使う程に品質劣化が顕著に現れてくるのじゃ。革は天然のタンパク質からできておるので、使い方を間違えたり、手入れを怠ると皮革製品の寿命は極端に短くなってしまうのじゃ。

日常の手入れ方法

皮革製品を長持ちさせるには、日々の手入れで随分違ってくるのじゃ。時々休ませ、連続して同じものを使用しないように心掛ける事も大事じゃな。普段は柔らかい布でから拭きやブラッシングをしてホコリを払う程度で対応できるのじゃ。手アカや汗で汚れがひどい場合は、皮革専用のクリーナーを布につけ軽く拭くとよいのじゃ。その場合はじゃ、必ず目立たないところで、一度濡れタオルで試し拭きし、異状がないことを確認してからクリーナーを使用するのじゃ。

乾拭きをする

オイルをすり込む

濡れた時の手入れ方法

革の大敵は水分なのじゃ、すなわち湿気じゃな。革はその製造過程(鞣し)で何度も伸縮させられておるから、水分を多く吸ってしまうと、乾燥時に変形してしまうことがあるのじゃ。また、濡れている時は特に熱にも弱くなっているのでドライヤーやストーブなどでの急速な高温乾燥は禁物じゃぞ、収縮・硬貨・変形など革の風合いが損なわれるのじゃ。

もし濡らしてしまったら・・吸水性の高いタオル等で表面を軽くたたいて水分を除くのじゃ、風通しの良い日陰で自然乾燥させるのじゃ。乾燥後は、油分も飛んでしまっておるから、必ずオイルメンテナンスも忘れずに行うのじゃ! コーヒー、ジュースのような水溶性のシミは、まず濡れタオルで叩くように拭くのじゃ、シミが広がらないように注意してな、色素が革の目に入り、沈着したものの除去は困難じゃぞ飲み物には要注意じゃな!

カビが生えてしまった時の手入れ方法

カビが生えてしまったら、固く絞った布でカビをまずふき取り、天日干しして殺菌するのじゃ、しかし、厳密には革の内部繊維に絡むように生えておるので、完全な除去は不可能なのじゃ、表面はカラ拭きで落とせる場合もあるがな・・・多湿・暗所・汚れがカビの発生要素となるのじゃ。

こういった場所での保管はさけるように注意する事がカビの予防につながるのじゃ! できるだけ早く発見し、対処することが大事なのじゃ。

シルバーの手入方法

シルバーは空気中の硫黄分に反応し、硫化することにより硫化銀の皮膜を作るので黒ずむんじゃ。 皮膚に触れる部分が黒ずむのは、皮膚や髪を構成しているたんぱく質の成分でシスチンというアミノ酸に硫黄が含まれている為なのじゃ。また硫黄はハンドクリームなどにも含まれており、シルバーを硫化させてしまうのじゃ。

日常の手入れ方法

こまめに洗う事をすすめるぞ!真水や中性洗剤で洗うと良いじゃろう。しかし、温泉や温泉の素は硫黄が含まれている事が多い為、注意が必要じゃ。身に付けない時は空気にあまり触れないようにシルバーアクセサリー専用保管袋などに入れておくをすすめるぞ。
また、化粧をする時も外しておいたほうが良いぞ。黒ずんでしまったシルバーの硫化皮膜を取り除くには専用クリーナーを使うと簡単に取れるぞ。専用クリーナーには布に研磨剤を浸透させたクロスタイプ・液体タイプ等があるのじゃ、クロスタイプは軽くこするだけで簡単に細かい傷や黒ずみを取り除き、ピカピカに出来るのじゃ。アクセサリーの種類によって燻し銀加工や細かい彫りを施している場合は磨き過ぎないよう注意が必要じゃ。。